対応次第で育児の苦労は楽になる

親である立場の人が、育児で苦労をしてきた経験は多いだろう。これはほとんどの親が当てはまるぐらい当たり前のことであり、特に主に育児を担当する女性にいたってはその苦労も大きい。乳児や幼児は手がかかるうえ、子供が思春期になるとその扱い方も難しくなってしまう。

人生で思い通りにいかないことはたくさんあるが、育児はまさしくその代表的な例だ。そして、その苦労を大きくさせてしまうのは、1人で負担を抱え込んでしまったり、期待をするあまり必要以上に手をかけたり心配してしまう場合だ。

この育児による苦労がどんどん大きくなってしまうと、親自身の感情のコントロールが上手くできなくなり、精神的に塞ぎこんでしまったり、ひどい場合には子供に八つ当たりしてしまう可能性もありえる。親として育児をちゃんと行うのは義務でもあるが、理想を目指して無理をしてしまうと苦労の感じ方も違ってくるようになる。育児の仕方を見直し、少しでも負担を軽くするようにすれば、苦労も大きくならずに済むかもしれない。

その負担を軽くしていくには、家族の協力を得ることだ。まずパートナーである配偶者の協力は苦労を分け合える一番の立場にもなり、特に父親の積極的な育児参加は欠かせない。父親が育児に協力的でなくても、協力的にさせていくように働きかけていくのが親としての大事な役目だ。また、どちらかの両親や兄弟を頼っていくのも悪くはない。家族以外であれば、育児に関する相談機関を積極的に利用してみるのもいい方法だ。相談することで気持ちが楽になったり、いいアドバイスがもらえる可能性もある。苦労を大きくするか小さくするかは、対応次第にもなる。